自分も男だし、気持ちはわかるけど今のところは無縁かな。

別に居場所なんて求めてるワケじゃないし。

なけりゃ自分で作るもんじゃねーの?って思うんだけど。

でも、

>>「男性は強くあるべきだ」といった意識に縛られ、

こういう『○○○であるべき』ってやつ

昔から大ッ嫌いだわ。

男だからこうあるべき
女だからこうあるべき
親だから、
大人だから、
子どもだから、
長男だから、
先輩だから、
後輩だから、

クソうぜぇ

こういう固定観念に縛られてる阿呆共って

文字通り、頭固ったい連中とか、

クソリプ飛ばしてる連中に多いイメージだわ。

もちろん『○○○であるべき(すべき)』と、

言えるものだって確かにある。

でも、本当にそうなのか?

ってのが、現代は多い気がするし

増えてきてるような気もします。

『人』に関係するものは特に。

そういったものも理解しつつも、

考え方や意識が柔軟になりたいもんですね。

どうも、トトです。



お久しぶりの新作映画

公開日の2日後である、先月22日に観てきました。

『ラストブラックマン~』を観た以来の劇場にて。

ラストブラックマンは正直ちょっとアレでしたが

今回の作品は果たして…

って、公開劇場で作品の良し悪しは決めませんけども。笑



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エイブのキッチンストーリー

ブルックリン生まれのエイブは、イスラエル系の母とパレスチナ系の父を持つ。文化や宗教の違いから対立する家族に悩まされるなか、料理を作ることが唯一の心の拠りどころだった。誰からも理解されないと感じていたある日、世界各地の味を掛け合わせて「フュージョン料理」を作るブラジル人シェフのチコと出会う。フュージョン料理を自身の複雑な背景と重ね合わせたエイブは、自分にしか作れない料理で家族を一つにしようと決意する。果たしてエイブは、家族の絆を取り戻すことができるのかー?




昨今は人種差別問題が著しく、

そういった時代ゆえか、

今年もそういった映画をいくつか観てきましたが

本作は宗教

両親、祖父母、家族総出で宗教間対立!

あーくだらねー( ノД`)

人種差別もくだらねーけど、

宗教対立も同レベルでくだらねー( ノД`)-3

と、思うのは日本人だからこそなのかな。

そんなとっても複雑で面倒な家庭に生まれてしまった

本作の主人公であるエイブ

予告編でも言われているように

国によって読み方が変わる名前

エイブラハム
イブラヒム
アブラハム
でも僕はエイブが良い

これがタイトル(原題)になってる所以ですかね。

image


そんなエイブが12歳の誕生日を迎えるところから

物語はスタートします。

食卓を囲んだ異なる宗教を師事する家族は

既に過去の話を持ち出して盛り上がってる…

で、いざ"Happy Birthday"を歌うことになると

違う国の言葉が3つくらい合わさっての

多言語Happy Birthday!

聞き取れねーw

これくらいのコメディ路線なら笑いで済む話だけど、

本作はこの家族の(結構ガチな)宗教間の対立が

割と邪魔者になってる気がしなくもない。


そんな家族に嫌気が差し、親に嘘をついて、

参加予定だったサマーキャンプには行かずに、

家で調べていた屋台のお店に行くことに。

そこ屋台で色んな国のミックス料理を出してるチコと出会い、

エイブの料理人としての本格的なスタートとなる!

ってのをメインに描いてくれたら面白かったのに。

実際、チコの店で見習いから始めて、

色んなことを任されるようになっていく過程は

観ていてとても面白かったです。

それに、冒頭から取り入れられている

PCでのgoogle検索、Tumblr、インスタ、

SNS投稿時のハッシュタグ等を使って、

今時感を演出してたのも面白かった。


異国の料理をミックスして新たな料理を創り出す

そんなチコの店の料理から着想を得て、

家族みんなで楽しく食卓を囲んで欲しくて

みんなの文化、祖国での料理を調べ上げ、

そこからミックス料理を創作し、家族に振る舞うエイブ

それでもやっぱり馬鹿な大人たちは変わりませんでした。

最初は上手くいきそうだったし、

両親もエイブの気持ちを汲んでいたのに、

誰かが地雷を踏み抜くともう手がつけられない。

はーーー…
もー超くだんねーよー( ノД`)-3

せっかくみんなの為を思って

みんなの国の、文化の料理をミックスしたのに、

そのせいでもっとめちゃくちゃになってしまった…

と、自責の念に駆られるエイブは家を出る。

それなのに、オーブンに入れた七面鳥の丸焼きの

焦げた臭いがキッチンに充満するまで気付かない大人連中…

最初から思ってはいたけど、

いくら宗教上のしがらみがあるとは言え

クソ家族すぎない?

ここに至るまでにも一度、

エイブの鬱憤が爆発したシーンがあったけど

ムスリムのことをすればパパに怒られるし
ユダヤ系のことをすればママに怒られる!
どうしたらいいかわからないよ!

と、真理とも言える言葉を母親にぶつけるのに

母親の言い訳がまた的外れすぎて、

僕の話聞いてる?!

と、エイブはふて寝してしまうシーンは

よく言ったぞ( ˘ω ˘ *)ウンウン

と、こちら側としては少しスッキリ。

でも、こういう家庭では

実際に起こり得る問題で、

実際に起こってることなのかもしれませんね。

父親はエイブのことを思って無宗教になった

とは言うけど、結局のところ

妻に、祖父母に振り回されて

結局、内輪のゴタゴタに巻き込まれがち。

いちばんうっせーのはジジババなんだろうけどね。

いちばん寄り添おうとしてたのはパパだと思う。


で、この二度目の家出で

ようやく家族がまとまろうとするところは

全く予想を裏切らない展開だったけど。

食卓での激論を聞いてうずくまるエイブ…

耐えきれなくなって家出をしますが

家出からの、家族が町中を探し回るシーンで

隣いた女の人とかめっちゃ(´;ω;`)スンスン言ってたけど

全く泣く気にはならんかったわ。

大人連中の自業自得じゃん。

宗教や国的な対立はわかるけど、

爺婆共が若かった頃の話で、もちろん今もあるだろうけど

多様性が叫ばれる昨今、今はそこまでのものはないでしょ。

それを現代に持ち込むなって話だし、

何なら今を生きる子どもに強いるなって話ですよね。

こんなのが12年間も続いてんでしょ?

それを止めさせようと、

家族みんなが仲良く食事できるように

エイブは料理を調べ、チコの元でミックス料理も学んで、

家族の為の食事会を作った結果がこれじゃあ…

むしろ当然の結果過ぎて、涙なんか出ねーわ。

エイブ1人が本当に可哀想だ(´・ω・`)

そんなエイブが逃げ込んだ先は当然、チコの店の厨房。


やっぱチコとの絡みをもっと掘り下げて欲しかったなぁ。

絶対そっちの方が面白そうだもの。

個人的にはそっちに振ってくれた方が好きだわー

作中では味つけに関して、

SALTY(塩み)
SWEET(甘み)
BITTER(苦み)

などの要素を、それが関わるソースや

コーヒーパウダーなどで描いてたのも良かったし

その中でUMAMI(旨み)がそのまま日本語だったのは

おぉ(* ゚∀゚)って思いましたね。

確かに『旨み』って日本独特のものってよく言うし

数多の国の料理や味つけが取り入れられた作品で

日本語、日本のものが出てきたのは嬉しかったですね( ´∀`)

日本の料理は見当たらなかったけど。笑


最後はまた名前の読み方の違いを挙げつつ

"ただの"エイブ

と言って終わったところで、タイトル回収、

物語を締め括ります。




うーーーん…

煮えきらん(# ゚皿゚)ギリギリ

いやー、面白かったは面白かったし、

出てくる料理も美味しそうでした。

料理と同じく、作品を彩る音楽も、

色んな音楽、色んな言語の音楽が流れて楽しかった。


これを見る限り、パンフレットもちゃんとしてそうだし

パンフレットも買ったけどさ。

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(コースターは先着特典)

本作は監督の半生を基にした作品だって言うし

それに基づいた話なら、

そりゃ家族の方に比重が寄るのもわからなくはないけど!

それを絡めて、国ごとの読み方はあるにせよ

ただのエイブ

ってのが、ちゃんとタイトル(原題)にも合ってるけど!

ヒューマンドラマ系の作品は好きだけど、

"映画"として見ると、やっぱ料理してる方をさぁ…

と、思わずにはいられない何とも複雑な作品でした(。-ω-)



せっかくパンフレット買ったので

最後に監督のインタビューから

この映画を通して伝えたいことを載せて終わりましょう。





──この映画を通して伝えたいことは?
すごく重要なのは、自分や、自分の家族のルーツがどこであっても、自分のアイデンティティを築き上げることは、誰にとっても大変だということ。何年も時間がかかることで、その過程で快く思わない人が出てくるかもしれない。でも大切なのは自分に正直であること。社会が自分に対してこういうアイデンティティを持ってほしいということではないのです。重要なのは、社会が望む自分ではなくて、ありのままの自分でいることなのです。