薄々気付いてはいましたが

いつの間にかウチのブログ…

新譜レビューブログ

みたいになってる!Σ(OωO )

前ブログから読んでくれてる方はご存知の通り

本来、ウチのメインコンテンツは

レビューと"ライブレポ"

の、ハズなんですよ。

ところがどっこい、クソコロナのせいでこんなことに…

意気揚々とlivedoorで新ブログをスタートさせたのに

頭の中で描いていたのとは違うものに…(。-∀-)

まぁ、今の世に音源なんか星の数ほど溢れてるし

それを取り上げていけば一生、記事のネタには困らないけど。

過去作レビューは前からやろうとしてたこととは言え

今や完全に音源レビューブログだな。笑

ま、良いんですけど。良くもないけど←

どうも、トトです。



それでは、

7枚目となる過去作レビューといきましょう。



NFGの過去作を書いたんだったら、

このバンドも書いておかないと!と思い立ちました。

今回取り上げるバンドはウチでも馴染みあるし、

音源レビューはもちろん、ライブレポも

前ブログでは何度も書いている常連バンド。

文字通り、世界中から愛されているバンドです。

音源としても世界中から愛されているであろう

1stを取り上げようかとも思ったんですが

ド定番すぎるし、15周年記念ライブも行きましたしね。

じゃあ!と思って

書こうと思ったのはこちらの1枚。




images
Simple Plan『Simple Plan』
02. Take My Hand
03. The End
06. Generation
07. Time To Say Goodbye
08. I Can Wait Forever
09. Holding On
10. No Love
11. What If
12. When I'm Gone (acoustic)
13. Running Out of Time



 


カナダのPOP PUNKバンドSimple Plan

3枚目となるセルフタイトル作Simple Plan

Atlantic Recordsから2008年にリリースされました。

セルフタイトルを付けた作品にしては、

Simple Planらしくない作品だとも言えます。

インタビューでも

これは「変化」「進化」を求めた作品で、その一つの大きな事を成し遂げた作品になったんだ。

と、Jeffも語っているほど。

らしくはないけど、従来通りの曲も収録されてるし

酷評するほど悪い作品ではないってのが正直なところ。

では、どんな感じになっているのか

ぼちぼち聴いていきましょう。




When I'm Gone
1曲目は、今作の中でも数少ない、
ライブでもよくプレイされる"When I'm Gone"
イントロから耳を突いてくるシンセに違和感を覚えるも
やはりPierreの声が響くエモーショナルナンバーなら
Simple Planってことは大いに感じることができます。
サビ終盤のおーおーパートは、ライブでも
シンガロング御用達のお馴染みパート。
しかしこうしたエモーショナルな曲から始まるってのも、
どこかSPらしくない感じが見て取れます。

MVで見るPierreもエモヘアーになってて(。-∀-)
短髪に見慣れてるから、この見た目の違和感もな笑
他のメンバーはあんまり変わらないのに、
何でPierreだけエモヘアーにしたしw
やっぱPierreは短髪が良いよ!(。>д<)




Take My Hand
クールなギターイントロからの
hey hey!!
のシンガロングで幕を開ける2曲目。
アップテンポではあるものの、SP本来の陽性ではなく
どこか陰性な雰囲気も感じさせる。
曲自体のテンポと、休まず叩き続けるドラムにより
ある種の疾走感すら覚える。
実は今作でいちばん好きな曲でもあります。
本来のSPの雰囲気からは程遠いかもしれませんが
コレ、ライブで聴いてみたいんですよねぇ。
少なくとも、自分がライブに行き始めて以降の
東京公演では1回もやってませんけど(。-ω-)
でも、いつだかのパンスプ関連の名古屋公演で
1回だけやってるんですよね(。>д<)クッソー!!


The End
そして"Take My Hand"と共に惹かれた2強の一角、
3曲目の"The End"も、今作では好きなんです。
Linkin Parkを彷彿とさせるイントロのシンセから
コレも少しダークな雰囲気を感じさせる始まり。
しかし、サビでは疾走感を伴う展開に。
Take My Handも、The Endも、これまでのSPとは
確かに違うものを感じる2曲だけども、
今作を牽引する2曲のような気もします。
明るく楽しいSPがいちばんなのは言うに及ばず、
でもこういうクールな曲もなかなか良いね、と。


Your Love Is A Lie
1曲目の"When I'm Gone"同様、今作の中でも
セトリに組み込まれがちな2曲の内の1曲。
こちらも漏れなくエモーショナルナンバー。
作風の異なるアルバムでも、エモメロ特化な曲は
やっぱりいつものSPを感じさせてくれます。
だからこそこの2曲が、今でもセトリに入るんでしょうしね。
だからこその耳馴染みの良さはひとしお。




Save You
ピアノとアコギが響くイントロで始まる5曲目。
となると?エモーショナル特化のミドルナンバー。
他の作品とはちょっと雰囲気の違うアルバムだけど
こういう曲を聴くとSPらしさのある
エモーショナルナンバーに仕上がってるなと。




Generation
と、思ってるとファンファーレ的なシンセが響く。
ゴリビスかな?なんて思ってしまう6曲目。
こういう曲があるのが今作が異彩を放つ所以か。笑
Hey, Ho!! Let's Go!!
というシンガロングパートを乗せつつ、
サビはアップテンポに展開。


Time To Say Goodbye
しかし、この7曲目は非常に!SPらしさ溢れる
アップテンポでキャッチーなメロディから成る
POP PUNKナンバーに仕上がっています。
この耳馴染みの良さよ(*´ω`*)
やっぱりSPたるもの、POP PUNKたるもの、
こうして陽性サウンドでないとね!\(^o^)/
タイトルのエモーショナルさは、ラストにしっかり
エモーショナルな展開を持ってきて回収します。


I Can Wait Forever
ピアノの弾き語り的に始まる8曲目。
泣きのギターソロもあり、後ろにはストリングス、
壮大な雰囲気で送るエモーショナルバラード。
エモーショナルな部分はまだしも、こういった壮大さは
SPにしちゃ、だいぶ珍しい気がします。


Holding On
9曲目は打って変わってカラッとしたギターから。
ここでもエモーショナルさはあるけども、
よりPOP ROCK的でもあるエモメロナンバー。
こういったエモーショナルナンバーではあるけど
夏に聴きたくなるような雰囲気はひとしお。
真っ昼間ではなく、早朝or夕方に近い午後かな。


No Love
エモーショナルナンバーが続くアルバム後半、
10曲目もピアノサウンドが響くナンバーに。
ここでも漏れなくストリングスを取り入れつつ、
この曲ではコーラスありで展開するサビで、
盛大なシンガロングも期待できます。
その分、壮大さでは8曲目より上かも。
ライブのラストで来てもしっくり来る雰囲気です。


What If
この11曲目で本編はラスト。
ラストに相応しいのは、やはりラストの曲でした。
前曲の雰囲気のまま、ストリングスが響くイントロ。
しかし、バンド感はこちらが遥かに上です。
エモーショナルな雰囲気は続いてますが、
バンド感が強く、サビはテンポアップする為、
ストリングスという要素があっても、
POP PUNK/POP ROCK感は損なっていません。
"バンド"ということなら、やはりこちらの曲の方が
最後を締めるに適してるかな。


When I'm Gone (acoustic)
国内盤ボーナストラックの1つめは
今作1曲目"When I'm Gone"のアコギ版。
元からエモーショナルな曲をアコギにして
更なるエモーショナルさ増し増しにするのは
あるあるですが、やっぱり良いですね。


Running Out of Time
ボートラ2つめは、SPテイストが炸裂した
どストレートなPOP PUNKナンバー\(^o^)/
今作はそんなSP印のPOP PUNKナンバーが少ないので
こういう曲が来た時のワクワク感、楽しさが
他作よりも大いに引き立ちますね!
ボートラにしとくのは勿体ない!





以上、

Simple Plan『Simple Plan

でした。

通して聴いても、やはり他作とは違うものを感じる1枚。

SPにしては珍しいシンセの使い方や、

オーケストレーションを感じるストリングス。

1st、2ndと着実に人気も知名度も上げただろうし、

3枚目というある種の転機になりがちなアルバム

ビッグバンドへの足がかりのようにも見える。

終盤の曲を聴いてると特にね。

レーベルの指示か?(# -д-)オォン?

それが本来あった"らしさ"が削がれた気がする原因か。

もちろんSP節満点の他作が好きなのは当然、

改めて聴いてみても、今作も嫌いじゃないですけどね。

POP PUNKナンバーもあるけど、

全体的にはオルタナロック寄りな作品。

大人な感じになったSP

だからこそ、敢えてこの不遇の3枚目を取り上げたワケで。

ただ、やっぱりSimple Plan

明るく楽しく、おバカで、やんちゃで、

ファンを楽しませてナンボだろ!

ってことに、バンドも気付いたからか

次作はきっちり、本来のSPに戻りましたからね。



とはいえ、

これも紛れもないSimple Planの作品です。

従来のPOP PUNKテイストは薄いものの、

バンドがセルフタイトルを付けるほどの3枚目

Simple Plan『Simple Plan

是非ぜひ、ご一聴。





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