今月から各映画館が続々と営業再開!

ぃヤッター!\(^o^)/

延期になっていた最新作は、公開スケジュールを見るに

今日あたりから順次公開されていくようです。

ラインナップを見るに、その中から最初に見るのは

ドクター・ドリトル』になりそう。

何はともあれ、ようやく楽しみの1つが戻ってくる。

他の最新作も公開はよ!

しかし、そんな最新作の中から…


またくっだらねぇ映画やるなぁw

サメか遺跡、どっちかだけで良かったろw

サメなら、きっと笑える

遺跡なら、ちょっと面白そう

相変わらず、日本の配給会社の仕事はう○こみたいだけど

この映画はちょっと…w

ネタとしても観に行くか迷うレベルだわw

どうも、トトです。



そんな最新作を観に行く前に、今月はじめ

ちょっと過去作を1本、BDにて鑑賞。

監督であるアリ・アスターの最新作



『ミッドサマー』を観たことで興味を惹かれ、

作品の存在自体は知ってたけど観てなかった

アリ・アスター初の長編映画作品を自宅で観ました。



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ヘレディタリー 継承
(原題:Hereditary)

グラハム家の祖母・エレンが亡くなった。娘のアニーは夫・スティーブン、高校生の息子・ピーター、そして人付き合いが苦手な娘・チャーリーと共に家族を亡くした哀しみを乗り越えようとする。自分たちがエレンから忌まわしい“何か”を受け継いでいたことに気づかぬまま・・・。

やがて奇妙な出来事がグラハム家に頻発。不思議な光が部屋を走る、誰かの話し声がする、暗闇に誰かの気配がする・・・。祖母に溺愛されていたチャーリーは、彼女が遺した“何か”を感じているのか、不気味な表情で虚空を見つめ、次第に異常な行動を取り始める。まるで狂ったかのように・・・。

そして最悪な出来事が起こり、一家は修復不能なまでに崩壊。そして想像を絶する恐怖が一家を襲う。
“受け継いだら死ぬ” 祖母が家族に遺したものは一体何なのか?





○○○したら死ぬ

とか言う定番すぎる文句で世に出す

無能な日本の配給会社には呆れ返りますが(。-д-)-3

邦題にわざわざ『継承』なんてのを付けたのも

それが言いたかったからなんじゃねーの?

"Hereditary"だけでもそれに近い意味はあるのに。

重複タイトルになってね?



ま、そんな今さらな日本の配給会社は置いといて。



『ミッドサマー』よりも遥かに"ホラー"感は強く

一般的な認識の"ホラー映画"というジャンルに括られても

ミッドサマーよりは馴染んでいます。


しかし、ミッドサマーに見たような

悪魔的儀式や、それに付随するシンボル(紋章)だったり

本作の鍵でもある降霊術などのカルト的な要素や

画的なグロさだったりを惜しまなく差し込んでくるところは

さすがアリ・アスター!と素直に感心。

家族が壊れていくキッカケの1つでもある

チャーリーが死んだ際の生首とか、

顔、身体を埋めつくすほどのアリが蠢くピーター、

屋根裏への扉(天井)に頭を何度も打ち付けるアリー、

首なしのチャーリー、祖母の死体、

鉄線か何かを首に巻き、左右の手を交互に動かし

自らの首を捻り切る様を見せるアリー、

などなど、文字に起こすだけでも

ゾク(* ゚∀゚)ゾクしてきちゃいますね。笑


しかもアリ・アスターって若いんすね!

まさかの年下だとは思わなかったよ…(。-∀-)


序盤で死んでしまうチャーリーのクセ?

舌を口の中で弾いて鳴る"コッ"という音。

予告編にもしっかり使われていますが、

これが序盤からしっかりと布石になっていて

ピーターに訪れる恐怖シーンで度々鳴るのも

見てて面白い演出でしたね。

ホラー映画に置ける"音"の恐怖感は良い。

『呪怨』で言う伽椰子の声とか、

『着信アリ』の着信音とかもそうですね。


てか、今作でチャーリーを演じたミリー・シャピロ

めっちゃ特徴的な顔してますよね。

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顔とかいうか…鼻か?

チャーリーではない、"ミリー"を映像や画像で見ると

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年相応のかわいらしい感じではあるものの、

"チャーリー"としては、髪型やメイクか?

どこか影のある役柄、表情 etc によって、

老けて見えるし、一度見たら

なかなか忘れられない顔してますよね。



出会い頭から怪しさ満点だったジョーンから

教えてもらった交霊術を行う際に唱える呪文の中に

ペイモン』という単語が含まれていて

ペイモンって悪魔やんね?とは思いましたが、

ホラー映画、悪魔絡み、アリーの夢遊病、など

洋画ホラーにはよくある設定ですが、近いところでは

パラノーマル・アクティビティ』が浮かびました。



視覚的に面白かったのは、グロ描写はもちろん

アリーが作っている模型がこの家族の住む家を模していて

一部のカメラワークでは

模型の中に演者がいるような感じにも見えて

そういうところは見てて面白かったです。



ミッドサマーにも通じるカルト要素は

ラストシーンの『ペイモンの儀式』

離れにあったチャーリーの秘密基地みたいな小屋?

その中に全裸で土下座してる人たち、

中には件の首なしもいて、

ホラー映画にあるまじきBGMも流れ…と。

アリ・アスター色が全開となっていました。

しかし、ここまで観たところで、

何故にピーター(男)を生み、また生まれたのか、

チャーリーの死の背景、交霊術やシンボルなど、

点だったものが線になったことを察した、

理解した人は多いんじゃないかと思います。

こういった結末でスッキリ。



ミッドサマー同様、観た人用の

公式のネタバレ解説サイトもあります。



わからなかった人、より詳しく知りたい人は

こちらも是非チェック。




いやー、面白かったですね。

ミッドサマーみたく、

ネタ的にツッコミを入れたくなるところもなく、笑

最後の最後にカルト臭が出てきたものの

正当にホラーしてた作品だと思います。

閉塞された村社会での"人間"の恐さなら『ミッドサマー』

目に見えないオカルト的な怖さなら『ヘレディタリー』

って感じ。

グロさの面ではミッドサマーにも軍配が上がるけど

作品としては、個人的にはヘレディタリーのが好きだな。


しかし、こういった作品を

1年毎に公開してる監督のアリの創作意欲も良いですね。

若手版イーストウッドってレベルで早撮りなのか?

もしかして今年、もしくは来年あたりには

3作目の長編作品も公開されたりするのかな?

この2作を観たことで、

次作への期待も出来るってもんです。


それでは、今日はこれにて。