普段の記事からYouTubeの動画を貼り付けてますが

もうさー、いい加減

YouTube Musicの通知うぜぇ!

アプリでも、ブラウザでも、ウザすぎる!

リリースしたての頃はまだしも、

既に何年も経ってるのに何度も出てくんな!

今さら使わねーよ!

黙ってMVだけ上げとけ!

と、YouTube開くたびに思ってます。

既にSpotifyApple MusicAmazon Music

三本柱が立ってるのに、

今さらYouTube Music使うヤツなんているの?

あの通知、出てこないようにできないのかな…

どうも、トトです。





前回のSUM41Chuckに続いて

過去作レビュー 第2弾

『Chuck』から一気に9年とんで

2013年の作品を取り上げます。

その頃、ライブレポは書いてたけどmixiだったし

音源レビューなんてしてませんでしたからね。

9年経ってますが、『Chuck』同様、

自分の音楽的好みに大きな影響を与えた作品なのです。

そんな作品はこちら!




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Set It Off
『Cinematics (Expanded Edition)』
01. Thoughts That Breathe
02. Nightmare
04. Plastic Promises
06. No Control
07. Dream Catcher
08. Freak Show
09. Distance Disturbs Me
10. Dad's Song
11. I'd Rather Drown
12. The Grand Finale
16. I'll Sleep When I'm Dead - DJ Mira Remix





US産POP ROCKバンドSet It Off

Equal Vision Recordsと契約後、

記念すべき1st albumCinematicsを2012にリリース。

その翌年、初来日を果たした2013年には

新曲を追加収録したExpanded Editionをリリースしてます。


初っぱなからデカイこと言いますが、

ここ10年で最高の

シアトリカルロックアルバムです!

まず"シアトリカル"とは何か?


theatrical - シアトリカル 類:dramatic
・演劇の、劇場の、劇風の
・(人の振る舞いなどが人々の注目を集めるために)芝居がかった(じみた・めいた)、わざとらしい、大げさな


と、ネットで調べればすぐに出てきます。

これを音楽に適用させたものですね。

それがこの作品を聴けばバッチリ味わえる!


Set It Offの記念すべき1stアルバムで、

この頃はgt/Danba/Austinもいて、

5人体制のバンドでした。

Austinは自主脱退、Danもそうだけど、

Danの方はそもそものキッカケが胸クソ(# `皿´)凸

今や、そんな貴重な5人体制の時にリリースされた

貴重な作品でもあるワケです。(次作も5人だけど←)



個人的にもとても印象深く、

なくてはならない1枚なのは間違いありません。

久しぶりにじっくり1枚聴いていきましょう。




Thoughts That Breathe
低く怪しく響くストリングスが耳を突く1曲目。
30秒にも満たないインストナンバーですが、
これだけでシアトリカルな雰囲気は満点。
何気にこの曲だけでも個人的にはだいぶ好きです。


Nightmare
1曲目をイントロとし、そのまま繋がる2曲目。
今のSIOとはまるで違う、ダークでアップテンポな
シアトリカルロック!
これまでにも、シアトリカルという要素は
僅かながら音楽シーンに存在していたものの、
自分がシアトリカルを認知したのはこのバンド、
この作品からなんです。
"Thoughts That Breathe"含め、この開始2曲で
一気に引き込まれました(* ゚□゚)スゲェ…


Swan Song
3曲目にはリードトラックとされるMV曲。
こちらも漏れなくアップテンポな
シアトリカルロックを鳴らしつつ、
どこかエモーショナルな雰囲気も醸し出します。
MVの雰囲気もバッチリ!




Plastic Promises
怪しくダークな雰囲気から一転、
金管系のサウンドも展開し、一気に賑やかに。
サーカスのようでもあり、ミュージカルのようでもあり
そこに混じるシアトリカル要素と相まって、
ダークサーカス的な雰囲気を感じられます。
締め方もそういったものを感じさせるもので、
頭からケツまで、漏れなく楽しめる1曲です。


I'll Sleep When I'm Dead
5曲目はLyric Videoが公開されています。
Lyric Videoとはいえ、映像的にはハマってます。
そしてここへ来て、
Cody高笑いが響きますw
この高笑いがあるからこそシアトリカル!
SIOのあと、このアルバムのあと、
色んなシアトリカル作品を聴きましたが、
やはり漏れなく高笑いが入っているものばかりw
高笑いはシアトリカルの様式美
ってのが、自分の中で確立されました。
不穏なストリングスや、時計の針音なども取り入れ
ブレイクパートの語りから、Codyのスクリームも飛び出す!
今作の中でもかなり攻めた曲だと思います。




No Control
ピアノサウンドと共にCodyの声で幕を開け、
その後、疾走パートへとなだれ込んでいく6曲目。
今やSIOの疾走パートなんて超貴重ですからね。
一度勢いに乗ってしまえば、そこに絡めた
シアトリカルも同時に展開するのはもはや定番。
しかし、サビはCodyのボーカルも相まって、
広い劇場での一幕が似合うような雰囲気に。
アウトロのストリングスも演劇的な
ラストを彷彿とさせるようで、とても良いです。


Dream Catcher
アルバムの半分くらい、勢いを落とさず来ましたが
ここでエモーショナル特化の名曲タイム!
シアトリカル要素はあるものの、
他の曲よりは薄めで、グッドメロディが響きます。
日本のリスナーの間でも爆発的に人気が高く、
"Why Worry"と双璧を為すレベルじゃないかな?
Toodaaaay!!
のシンガロングは絶対的に盛り上がりますしね。
Expanded Editionは派手に燃えちゃってますが、
そもそもの無印版は、燃え盛る前の
ドリームキャッチャーが映えるアートワークです。

1000x1000x1
デザインとしては無印版の方が好きだし、
デザインを考えれば、この曲こそが
タイトルトラックと言っても過言ではありません。
MVがないのが不思議でしょうがない。
シアトリカル全開の作品ながら、この曲がなければ
Cinematicsは語れないし、語ることなかれ!


Freak Show
同じエモーショナル続きながらも、
ノリやすいテンポ、耳触りの良いメロディで送る8曲目。
もちろんここでも不穏な雰囲気を醸し出す
シアトリカル要素はバッチリ入ってるものの、
それがなければ次作Dualityに収録されそうな雰囲気。
だーらららっらーら、だーらららー♪
のコーラスパートは、思わず口ずさみたくなる。


Distance Disturbs Me
もはやシアトリカル+エモーショナルは
SIOの、そしてこの作品の定番サウンド。
しかし、ここでは再びアップテンポに戻り、
アルバム後半に来ても飽きさせないメロディ展開。
やっぱトラックメイカーとして優秀なバンドですよね。


Dad's Song
ピアノイントロからしっとり系の予想が出来る10曲目。
というか、タイトルからしてもうね。父のうた。
やっぱりこのピアノはDanが弾いてるのかな(。´Д⊂)
エモーショナルな詞の内容とメロディが響く、
今作の中でも上位のエモーショナルナンバー。


I'd Rather Drown
そんな時間はすぐさま断ち切るのが
『Cinematics』の良いところです\(^o^)/
再びシアトリカルな雰囲気を乗せた、
勢いあるロックサウンドを展開していきます。
この作品の曲は、残念なことに
今のSIOライブでセトリに組まれることはほぼないですが
NightmareSwan SongI'll Sleep~らと共に
メドレータイムで一緒にやってくれがちなのが
この11曲目の"I'd Rather Drown"
そのせいか、やはり自分も今作の中では
好きな曲の上位に入ります。
2コーラス終わりのCodyの一瞬のシャウトや、
そのあとからの雰囲気がまた最高です。
シンガロングパートを以てラストサビへ繋ぎ、
ラストサビは疾走するっていう展開がgood!!


The Grand Finale
『Cinematics』という作品のグランドフィナーレは
その名の通り"The Grand Finale"で飾ります。
ストリングスを伴ったシアトリカル感は
ラストのこの曲までしっかりと展開していて、
サビは"No Control"と同じように、広い劇場で、
壮大に仕上げてくれそうな雰囲気バッチリ!
にも関わらず、2コーラス終わりのブレイクパートは
今作イチのハードポイントで、Codyのスクリームも!
この曲を、そしてこの作品を締めるアウトロも
余韻たっぷり、雰囲気もピッタリで締めます。


Partners in Crime (feat. Ash Costello)
追加公演はこちらでーす。
Extra Showと言わんばかりに、
Expanded Editionに追加収録された新曲は2曲。
ボーナストラックはここからスタート。
ボーナストラックにしておくには勿体なさすぎる
New Years Dayvo/Ashをゲストに迎えた1曲。
シアトリカルな雰囲気は、このボートラにも
しっかりくっきり受け継がれています。
ここにAshという助演女優が加わったことで、
また新たな一面を覗かせてくれます。
MVでも最初からガッツリ出てるように、
ボーカル面でも出番は非常に多い。
助演というか、もはや主演と呼んでも遜色なし!
権利の関係なのか何なのか、最初は確か
Equal VisionのアカウントからUPされていたMVが
突如消えましたが、今はSIO公式垢から復活してます。




Kill the Lights
追加収録された新曲2つめ。
こちらも言わずもがなのシアトリカルロック!
これがまた隠れたキラーチューンなんですよね。
Lyric Videoが公開されていますが、
これが何気に1,000万再生超えと、
SIOの大ヒットキラーチューン"Why Worry"に次ぐ
再生回数なんじゃないかと思います。
でも、あんまりライブではやらないんだよネ(。-∀-)笑




Dream Catcher - Acoustic
ここからは既存曲の別アレンジver
ボートラ3曲目はDream Catcherのアコギ版。
後にリリースされるDuality: Stories Unplugged
収録されたのが初の音源化と思ってる人もいるかもですが
いやいや、実はこちらが最初です。
ただでさえ秀逸なエモーショナルメロディな楽曲が
アコギを以てして、雰囲気を更に底上げ。
来日時には、バンドセットではなく、
アコギverで何度か披露してくれています。
そしてこの曲、MVではないものの、
彼らの初来日を記録するツアービデオに、
この曲を使ってくれています。
しかも、こういった海外バンドのツアービデオに
自分が映ったのも初めての経験で(*´ω`*)
一瞬であっても、好きなバンドのツアービデオ、
しかも初来日のツアービデオに映るなんて
嬉しくないワケない
それもあって、このビデオ、この曲、
そして何よりSet It Offが大好きになりましたね。




I'll Sleep When I'm Dead - DJ Mira Remix
ラストは"I'll Sleep When I'm Dead"のRemix
ブリッブリのデジタルサウンド押しのRemixで
全16曲の中で、最も場違いな曲とさえ言える。笑
原曲、バンドが好きだからこそ聴けるものの、
そんな要素がなければまず聴きませんね(。-∀-)w
何ならこれもアコギ版で良かったろ!w





以上、

Set It Off『Cinematics (Expanded Edition)』

でした。

ワタシにシアトリカルを埋め込んでくれた作品、

やっぱ今聴いても良さは微塵も損なわれないわー。

世に出る他のシアトリカル作品が

霞んで見えるぜ!(゚∀゚)ハッハッハッ

それと言うのも、アルバム収録曲の一部だけが

シアトリカル要素を取り入れてるんじゃなくて、

ほぼ全部

文字通り1枚丸ごとシアトリカルで作られてる。

それに、これがリリースされた頃は、

ポスコア、メタルコア系でシアトリカルを取り入れた

バンドや曲があったことも確かですが、

作品丸々シアトリカル

なんてものは、自分の知る限りSIO以外はいないのでは…

しかもポスコアやメタルコアではなく、

ロック、エモーショナル要素が基盤のバンドで

ってのを考えたら、それこそSIOのみだと思います。

マイケミ、PATDだって、1枚丸々、

ここまでシアトリカル要素全開な作品があっただろうか。

いや、ない!…と思う←

とはいえ、

シアトリカルってなーに?

って聴かれたら、自分は間違いなく

このアルバムをオススメしますね。

これを聴いてわからんようなら、

なに聴いてもわからんでしょう┐( ´∀`)┌


だからこそ、今のSIOも好きだし

このあとに続く作品も大いに好きです。

でも、やっぱり『Cinematics』には敵わない。

そんな作品なんですよね。


そんな感じで、過去作レビュー第2弾は

Set It OffCinematics (Expanded Edition)』

を、お送りしました。



同時に、Equal Vision契約後

『Cinematics』前にリリースされたEP


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Horrible Kids
2. End in Tragedy
3. Ashley's Song
6. I Think It's Arrogance
7. Third Wheel
8. Missing You
9. Chase It!





むしろシアトリカル要素はここから入っており

『Cinematics』が気に入る人なら

Horrible Kidsも間違いなく気に入ると思います。

是非ぜひ、セットでチェック!

これより前の作品はもはや別バンドですw




前回のSUM41『Chuck』と共に、

過去作レビュー記事やるなら、このアルバムから!

と、思ってたのでサクッと出来ましたが

次にやるならどれにしようかな。

過去にレビューは書いたけど、途中でぶん投げた

SIOのUpside Downを改めて書くのもアリかもしれないw





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