アカデミー賞では、この方の発言も話題になってましたね。

正解でしょう。

別に狂気でも何でもなくね?

日本にいたままじゃ、受賞なんてまず無理でしょうし。

オマケに、日本メディアの訳し方にも問題あり

とのことで、こんな記事も出ていました。


こういう間違った情報の報道等も

今の多くの人が感じるように、

日本のマイナス部分じゃないかと思います。

ただ、日本にいたんじゃ出来ることも出来ない

って部分には同意することもあって。

だから海外への意識がなく、日本しか見てないような

こんな日本で人気出る、知名度上げることしか

考えてないようなバンドは応援する気が湧かないってのも

なんかねー…

だから音楽は洋楽の方が聴くの多いし、

映画だって洋画の方が観るの多いんですよ。

どうも、トトです。



さて、前回のビックフットwに続き、

実は2日連続で映画を観てきました。

前回での予告通り、

今回はがっつりアカデミー賞に関わった作品です。

しかし、そのアカデミー賞で受賞したものも

納得できるような、日本の映画業界とは違い

新しいことに挑戦し、それが見事に成功し、

賞レースでも評価され、認められた作品です。




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1917
命をかけた伝令

第1次世界大戦が始まってから、およそ3年が経過した1917年4月のフランス。ドイツ軍と連合国軍が西部戦線で対峙(たいじ)する中、イギリス軍兵士のスコフィールド(ジョージ・マッケイ)とブレイク(ディーン=チャールズ・チャップマン)に、ドイツ軍を追撃しているマッケンジー大佐(ベネディクト・カンバーバッチ)の部隊に作戦の中止を知らせる命令が下される。部隊の行く先には要塞化されたドイツ軍の陣地と大規模な砲兵隊が待ち構えていた。



今回のアカデミー賞で

撮影賞
録音賞
視覚効果賞

と、3冠を達成した話題作!

アカデミー賞関連で、日本の映画ポスターは

情報過多だということで話題にもなってましたが

この作品に限っては、珍しくシンプルで良いじゃない。

しかし、別にアカデミー賞の受賞なんて関係なく、

今作は最初から観るつもりだったので悪しからず。

前回の映画レビュー記事冒頭に書いたような

パラサイト厨みたいなのと一緒ではないので、

悪しからず。


しかし、アカデミー賞で

撮影賞を獲ったのも納得できるのが

全編ワンカット

と言う触れ込みの長尺のカメラ回し。

これは自分の職業柄、仕事柄としても

非常に気になるところでした。

とは言っても、確かに120分以上回せる媒体はあるけど

どっかで絶対途切れてるやろ。

120分間マジでワンカットなんだったら

それこそ120分間、演者・スタッフ共に

NG出すなんて許されんやん。

と、思って観てましたが、明確にカットが切れたのは

1回だけでした。

なので、重箱の隅を突っつくようなこと言うなら

全編2カットでしたね。

ワンカットワンカットうるせぇのは

日本の配給会社のせいだけども、

カメラを回してる間は常に1カットだし

その繋ぎ目もブラックアウトしてるので

全編ワンカットっちゃワンカットです。笑

しかし、オスカーの3部門も大いに納得のいく受賞で

十分すごい映像体験でした。

この狭い塹壕の中をどうやってカメラ回してんだろ?

GoPROみたいな小さいカメラを

ドローンにでも積んで撮ってるのかな?

でも、人が撮ってるようにも見えるとこあるしなぁ…

とか、最初は撮影の仕方を気にしながら観てました。

でも、こうして伝令に行くのは2人ですが

ゲームで言うTPSみたいに、

"見えない第3者"みたいな視点で進んでいくのは

見え方、見せ方として、とても新鮮でした。

ただでさえ臨場感、没入感、緊張感がすごいんだから

これをVRとかで見たらヤバイでしょうね。


ホントに終始、緊張感の連続

さっき言った通り、ワンカットで流れていくので

カメラが撮影してる画を見てる"こちら側"も、

その場にいるような臨場感や没入感を味わうことができ、

映像の緊迫感が大いに伝わってきます。

映画館のでかいスクリーンで見てこその作品だと思う。

これをテレビで見るなんてもったいない。

自分は通常版を見ましたが、

可能ならIMAXで見た方が絶対良いと思う。




自分たちのいる部隊を出て、

最初にある鉄条網が張り巡らされた無人地帯で、

スコが誤って鉄線が手に刺さってしまうとことか

痛い痛い痛い痛い!(。>д<)

と、見てるこちらまで…

オマケに、その鉄線が食い込んだ左手を

滑った拍子に死体の体内にぐちゃぁ

うへぇ…感染症待ったなしやん…( ノД`)

と、思って見てました。

鉄線に巻かれてる死体とか、転がってる馬の死体とか

カメラも割とガンガン映すので、

そういった面のリアルさもすごかったですね。

そういう死地を越えていかなきゃいけないっていう。


そして、序盤の廃墟となった農場、

やられた敵軍のパイロットを戦闘機から出してあげたことで

共に部隊を出たトムが、刺されてしまいます…

そしてトムはそのままお亡くなりに…(。´Д⊂)

水を持ってこい!

と、トムに言われたスコフィールドの方を

カメラは追っていましたが、その隙にトムは刺されます。

トムは目に見えて顔面蒼白になっていったけど、

やっぱカメラがスコを追った時に

ササッと白塗りメイクでも施したんかな?と

裏側を考えてました。笑

んなこと考えつつ、ちゃんと映画を楽しんでますけどね。笑



最終目的地の間にある、

既に壊滅状態であるエクーストという町に

隠れていたフランス人女性と、

その女性と血縁でもない身よりのない赤ちゃん、

そのシーンのみが唯一、心休まる場所というか、

ほんの数分のやり取りでしたが、

伝令役のスコ共々、癒しの数分でした。

朝を知らせる鐘の音に、スコは伝令を思い出し

すぐにそこを出て、また敵の攻撃から逃げながら

最終的に川へダイブ!

しばらく流されてる間もずっとカメラ回ってますが

もうこのへんから撮影法がワケわからんくて

そっちを考えるのは諦めてました。

頭の中はすげーすげー言ってる、ただのバカでしたねw


しかし、エクーストでの憩いの一時で

フランス人女性が自国語と拙い英語を交えながら

教えてくれた最終目的地は、川の先の森

ってことで、流された末にようやく

伝令先の部隊のいる目的地に到着します。

既に第2派の攻撃が開始されようとしてるところ

ギリギリで伝令を終え、スコは使命を全うしました。

序盤の塹壕、開けた場所、エクースト、川、

そして最終目的地であるクロワジルの森、

再び前線へ向かう塹壕でのとんでもカメラ。

すごいな、ホント…


そして、ここにはトムの兄がいるハズで

伝令を終えたあと、疲労困憊にも関わらず、

トムの兄を救護所へ探しにいきます。

そして兄のブレイク中尉にも無事に会うことができ、

弟トムの最後を伝えました。

最後の最後、ここでグッと来てしまいました(。´Д⊂)



この作品は著名人からもコメントが届いており

その中の1人に、デスストのコジカンも。


おいw 奇跡の"配達"映画とか言うなw

無理やりデスストに繋げようとせんでも、

奇跡の"伝令"映画でもええやんけw

困難な道のりを経て、物資(伝令)を届ける

ってのは、確かに共通することでもあるけど。

それに、自分も言うほど戦争映画は見てきてないし、

序盤の塹壕シーンからデススト浮かんだけどもさw

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でも、そういった点もあり、

最初に言ったように、こちら側から見る視点は

まさにゲームのようでもありました。



カメラのこと、撮影法に関しては

トム・ブレイクを演じた

ディーン=チャールズ・チャップマンが

インタビューで少しだけ答えていました。

ロジャー・ディーキンス(今作の撮影監督)と働けるなんて…
会えただけでもすごいことだ。彼のまるで魔法のようなカメラワークに度肝を抜かれた。特に無人地帯のシーンはすごいんだ。
空中のワイヤーに沿って動いていたカメラが、突然地上まで降りて僕とジョージを追う。その間は、撮影助手が手持ちして、またワイヤーに戻す。砲弾穴を降りるブレイクとスコフィールドを、滑らかに飛びながら撮影している。

ドローンじゃなくて、ワイヤーか!

ドローンはドローンで音うるせぇしね。笑

それこそ俳優の邪魔になりかねない。

なるほど、ワイヤーか。

それを裏付ける特別映像も既に出ています。



これを見ると、なるほど塹壕だからこそ

"高さ"はそれほどでもなく、"狭い"からこそ

カメラは上から垂らせるのか、と合点がいきます。


あと、カメラに関する"別視点"として、

割と序盤からかな?

同じところにずーーっと汚れが付いてて、

もしかしてこれ、カメラのレンズが汚れてんの?

なんて思いました。

それがあったことで、紛れもなく"長回し"してる

と、大いに実感できた点です。

たまたま映画見た劇場のスクリーンが汚れてた

ってことなら、元も子もありませんがw




そして、最後にお馴染み、

パンフレットから引用する監督のインタビューで

締めるとしましょう。

日本の映画業界、映画人にはない発想、意識、

それを実現できる実力と優秀なスタッフ、

自分の撮る映画に対することまで、

多くの"日本人"に是非とも読んでもらいたい言葉でした。


ワンカットのために時間をかけてカメラの動きを考えるわけだが、結果的に複雑な動きを余儀なくされる。そうすると俳優たちを邪魔することにもなり、彼らが演技に集中できない可能性も生まれた。すばらしい演技の瞬間があっても、カメラの技術がついていかなかったりする。その逆も然り。映像を優先するか、人物の感情を優先するか。その判断は、つねにシーソーのように揺れ動いていたね。時には客観的に彼らをとらえなければならない。さらに主人公たちが進む風景の広さを俯瞰で撮る必要もある。そのバランスをとることが、最も難しかったかもしれない。


──映画のオープニングとエンディングが、ひとつに結びついているような印象を受けます。それは意図したことですか?
そのとおり。この構成を、私はひじょうに気に入っている。2人の兵士が木の横でまどろんでいる穏やかなオープニングが、同じような静かな状態で、最後は1人の兵士のシーンとなる。そして、その兵士にとって、すべての状況が変わったことが伝わってくる。この構造は意図したもの。私は映画を撮る場合、つねに全体の構造を重視する。作品にとって正しいように、そして私自身を満足させるために、こうした構造を考えるんだ。


──映画は世界を変える。その力を信じていますか?
もちろんだ。私は映画を撮るたびに、何か世界に影響を与えてほしいと願っている。私はストーリーテラーであり、伝えたい物語を作品にする。ただし公開されれば、意に反した取られ方をすることもある。でも、それでかまわない。人に教訓を与えたり、洗脳するつもりはないからだ。フィルムメーカーとして、自分の伝えるテーマに対しての、さまざまな反応こそが糧になると信じている。